・最近インディバってよく聞くけど何に効果あるの?
・インディバについて詳しく教えてほしい。
こんな悩みに答えます。
この記事を書く僕は、インディバを使って6年以上施術しています。
本記事の内容
- インディバの基本的な効果とそのメカニズム
- インディバの具体的な用途と適用範囲
- ヒートショックプロテインとの関係とその役割
- インディバが健康や美容にどのように寄与するか
最近、「インディバ」という言葉をよく耳にしませんか?
インディバの効果に興味を持っている方も多いでしょう。
本記事では、インディバの効果、メカニズム、具体的な用途、そしてヒートショックプロテインとの関係について詳しく解説します。
体を深部から温めることで、どのように健康や美容に寄与するのかを理解することで、不安や疑問を解消し、インディバの素晴らしい効果を最大限に活用できるようになります。
では、さっそく見ていきましょう。
「温める」ことの重要性
インディバについて話す前にまず、体を温めることの重要性について知る必要があります。
正常な体温は、人間の生命の源です。
「冷えは万病のもと」と言われるように、体が冷えることで様々なネガティブな変調を起こします。
したがって、冷えを改善し正常な体温保持ができることにより、必然的に免疫力や抵抗力を増強できるのです。
人間の正常な体温は約36.5度ですが、1度下がるとガンが発生しやすいレベルとなり、36度より少し下がるだけでも多くの病気の発生率が上がります。
体温が下がることは、アトピーやその他の皮膚疾患、生理不順や性疾患、肥満症・内臓脂肪症候群、消化器・循環器系疾患など数えきれないほどの病気の元凶なのです。
人間から温熱を取り除いたら必ず死に至るのです。
体を温めることはいいことだらけだよ!
温めることの重要性がわかったところで、さっそくインディバについて解説していきますね。
インディバとは
電気メスの発明者であるスペインの物理医学博士ホセ・カルベット氏により開発された、電磁波エネルギーによる「高周波温熱機器」の総称です。
- インディバとインディバアクティブの違い
- インディバアクティブは医療認可を受けているため、国家資格を有する医療従事者または、それに準ずる資格を持ったセラピストにしか使用できません。
インディバ導入施設・トップアスリート
CONIServizi(イタリアオリンピック協会のスポーツ医学・科学研究所)と技術提携しているほか、公的・民間機関や公立・民間病院、プロ、アマスポーツ連盟などにも採用されています。
インディバ導入施設
病院やクリニック・エステサロンはもちろんですが、最近では競走馬ケアや犬猫などのペットサロンでも導入され始めました。
トップアスリート
トップアスリートも受けていることが、効果と信頼を裏付けているね!
インディバのメカニズム
高周波電流が細胞の分子を移動させて生じる摩擦熱「ジュール熱」により、深部から細胞レベルで患部を温めることができます。(深部加温)
ここで大事なのは、熱源が体内にあることです。
あまりピンとこないかもしれないので、熱源の違いについて少し触れておきますね。
体外熱源
「温熱療法」というと、温泉やサウナなどがあります。
それらの熱源は体の外だということはお分かりだと思います。
少し考えてみましょう。
あなたの平均体温は春夏秋冬を通じて同じですか?
冬と夏では25度以上の差があるので、冬は体温が低下し、夏は体温が上昇してもおかしくありません。
しかし平均体温は変わらないのです。
人間には、体外の温度差の影響(体温調節機能が働く)は受けますが、体外にある熱を体の中には浸透させない強い抵抗があります。
もし、体外の熱が浸透してしまえば、95度前後という高温サウナは明らかに危険な温熱療法になってしまいますよね。
今まであなたが知っている温熱療法(温泉、サウナ、岩盤浴など)の熱源は全て体の外にあります。
あなたが感じる「体の芯まで温まる」は、温泉のお湯の温度が体の中にしみ込んできたのではありません。
皮膚表面近くにある毛細血管が体外の熱を吸収し、温かくなった血液が血管に運ばれ、数十分もすると体全体の血液が温まり、組織に温度を伝えていきます。
それが「芯まで温まる」と勘違いされていたのです。
しかし、それらの熱は20~30分で体外に放散されてしまいます。
体内熱源
次は「インディバ」の熱源について説明します。
インディバの熱源は体内で発生するもので、その熱は「ジュール熱」と呼ばれます。
インディバ機器から透過される高周波エネルギーが、細胞組織それぞれにジュール熱を安全レベルで発生させることで、代謝が大幅に促進します。
ジュール熱についてもう少し詳しく解説していきますね。
ジュール熱
ジュール熱とは、簡単に説明すると高周波電流(電磁波エネルギー)が細胞の分子を移動させて生じる「摩擦熱」(生体熱)とも呼ばれる熱で、細胞の抵抗値や吸収率によって熱の発生が異なります。
インディバはよく電子レンジと比較されますが、まったく異なる高周波を使用しています。
同じように熱を発生しますが、電子レンジは約2000メガヘルツ(1秒間に20億の波)の高周波を使用しています。
これくらいの超高周波(マイクロ波)になると、どのような物体にも強い熱が生じます。
それに比べてインディバが使用している周波数は、「1」にも満たない0.448メガヘルツ(1秒間に448000の波)の高周波を使用しています。
高周波で生じるジュール熱により体内組織の温度を一時的に1~7度上昇させることが可能です。
つまり自身の身体の中から温度を上昇させることになり、これがインディバ独自の「深部加温」なのです。
手術などにより体内に金属プレートやボルトを取り付けられている、または、いかなる細胞以外の異物が体内にあっても、それらに熱は生じません。
ジュール熱は、生きた細胞でしか熱が発生しないのが特徴です。
ジュール熱は個人差にもよりますが2~4時間ほどかけて、ゆっくり熱を放散していきます。
この間は代謝が上がり吸収率も上がっているので、食事には気を付けましょう。
汗をかくと熱の放散が早まってインディバの効果が薄れるので激しい運動は控えてね!
なぜ周波数0.448メガヘルツが理想的なのか
体の深部までいかに電磁波を浸透させ、細胞の1つ1つにムラなく働きかけ、組織の修復や活性化を促すことができる最適な周波数が0.448メガヘルツだからです。
インディバの用途
インディバは現在、日本において美容・医療(美容形成、皮膚科、統合医療など)・スポーツ分野で主に使用されており、幅広い用途があります。
大きく2つに分けた方がわかりやすいのでここでは、美容・医療とスポーツ分野に分けて解説しますね。
①:美容・医療
美容効果は以下の通りです。
- 低体温体質の改善
- がん(再発)予防
- 疲労回復
- 自律神経・内分泌のバランス調整
- むくみやリンパ浮腫の改善
- 内臓脂肪や皮下脂肪の燃焼、脂肪生成抑制効果
- 老化予防
- 生理痛緩和
- 不眠症改善
- 便秘症改善
- アンチエイジング
- リフトアップ
- 脂肪吸引後のアフターケア
- 慢性の肩凝りや腰痛改善
インディバ独自の温熱作用により代謝を促進させ免疫力を高めることで太りにくい、病気になりにくい体質に改善することができます。
代謝による温熱の発生や温熱保持ができる体質改善は年齢に関係なく、さまざまな症状の改善に働きかけてくれます。
②:スポーツ分野
主な治療効果は以下の4つです。
- 怪我の予防・早期回復
- 疼痛の緩和
- 関節可動域改善
- 怪我や骨折、手術後のリハビリテーション
インディバ独自の深部加温により、硬くなった関節や筋肉が働きやすく柔軟になるため、痛みが軽減されます。
また、温熱作用による血流改善することで損傷部位の早期回復が見込めます。
2つのモード
インディバは、電極板とエレクトロードの2つの電極を体に挟み、電磁波エネルギーを体に流し施術します。
エレクトロードには以下の2つのモードがあります。
- キャパシティブ・モード
- レシスティブ・モード
①:キャパシティブ・モード
キャパシティブ・モードは、インディバ療法の中で使われる二つの主要なモードの一つです。
このモードでは、電流を利用して体の表層部分、特に皮膚の下の軟組織を温めます。
簡単に言えば、このモードは体の外側に近い部分のケアに適しています。
キャパシティブ・モードは、体内の水分に含まれる電解質と反応して熱を生成します。
これにより、血流が促進され、痛みの軽減や筋肉のリラクゼーション、そして細胞の再生が促されることが期待されます。
例えば、スポーツでの怪我の回復をサポートしたり、慢性的な痛みを和らげたりする場合に有効です。
また、美容面では、肌の引き締めやリフトアップ効果が期待できます。
このモードの特徴は、比較的浅い部位をターゲットにしているため、表皮に近い問題を抱えている人に特におすすめです。
②:レシスティブ・モード
レシスティブ・モードは、インディバ療法のもう一つの主要なモードで、キャパシティブ・モードとは異なり、体の深部、特に関節や骨に近い部分をターゲットとします。
このモードは、より深くて密度の高い組織、例えば骨や関節周囲組織に焦点を当て、そこを温めることで、深部の血行を促進し、痛みの緩和や回復をサポートします。
レシスティブ・モードは、体の内部で高い抵抗を持つ組織に熱を集中させることにより、その部分の代謝活動を活発にし、治癒プロセスを促進します。
このモードは、深部組織の障害や、内臓の問題、さらには関節炎などの炎症に対して特に有効です。
レシスティブ・モードによる施術は、体の深部にアクセスする必要がある場合や、表層ではなく内部の問題に対処したい場合に適しています。
そのため、表面的な治療だけでは解決しない深い痛みや不調を抱えている人にとって、このモードは大きな希望となるでしょう。
インディバ特有の3つの効果
特許を取得したインディバ特有の3つの効果があります。
- 非熱(細胞の生体刺激)
- 温熱(微小血管)
- ハイパーサーミア(超活性化)
①:非熱(細胞の生体刺激)
非熱効果、または細胞の生体刺激とは、特定の治療方法が体温を上げることなく、体内の細胞に直接作用してその機能を促進する現象を指します。
このプロセスでは、熱を使わずに細胞の自然な回復力や再生力を高めることができます。
具体的には、細胞レベルでの化学反応が促され、組織の修復や細胞の成長が促進されることが期待されます。
例えば、怪我からの回復過程でこの非熱効果が活用されることがあります。
怪我をした細胞が自らを修復し、より速く健康な状態に戻るよう促すわけです。
この効果は、特に慢性的な痛みや損傷を持つ細胞にとって、回復の手助けとなる重要なメカニズムです。
非熱効果による治療は、体に負担をかけずに自然な回復を促すため、副作用が少ないという利点もあります。
捻挫や肉離れ、損傷直後の施術に使うよ!
②:温熱(微小血管)
温熱効果とは、治療によって体内で温度が上昇し、その結果として血流が改善される現象を指します。
特に微小血管、つまり体の隅々にまで血液を運ぶ小さな血管に対して、この効果は非常に重要です。
温熱効果によって血管が拡張し、血流が促進されると、酸素や栄養素が体の各部により効率的に運ばれるようになります。
これにより、細胞の代謝が向上し、組織の回復が加速される効果が期待できます。
例えば、この効果は、運動による筋肉の疲労回復や、冷え性による不快感の軽減に役立ちます。
体が温まることで、痛みが軽減され、筋肉の柔軟性が向上するため、運動のパフォーマンスが改善される可能性もあります。
また、温熱効果は、ストレスの軽減や全体的なリラクゼーションにも寄与するため、身体だけでなく心の健康にも好影響を及ぼします。
代謝が上がるため太りにくい、痩せやすい体質になるよ!
③:ハイパーサーミア(超活性化)
ハイパーサーミア、または超活性化は、体内の特定の部位の温度を意図的に上げる治療方法です。
この手法は、体温を少し上昇させることによって、体の自然な回復力を促進し、病気や傷害に対する抵抗力を高めることを目的としています。
ハイパーサーミアは、特にがん細胞の治療や、深部組織の痛みの管理に有用とされています。
この方法では、温度の上昇が細胞の代謝を加速させ、損傷した組織の修復や病原体に対する免疫応答を強化します。
例えば、ハイパーサーミアはがん治療の補助手段として用いられることがあります。
がん細胞は、正常な細胞よりも高温に対して脆弱であるため、局所的に体温を上げることでがん細胞の成長を抑制し、時には破壊することが可能になります。
また、慢性的な痛みを持つ患者に対しても、痛みの源となる深部組織に熱を加えることで、痛みの軽減や回復を促進する効果が報告されています。
ハイパーサーミアの利点は、特定の病状に対して高い効果を期待できる点にありますが、適用できる病状や条件には限りがあります。
そのため、この治療法を選択する際には、医師との相談を通じて、個々の健康状態や治療の目的に合った適切な方法を選ぶことが重要です。
ハイパーサーミアは、従来の治療法と組み合わせることで、より効果的な治療成果を期待できる可能性があります。
HSP(ヒートショックプロテイン)とは
傷付いた細胞を修復し、元気にするタンパク質のこと。
HSP、またはヒートショックプロテインは、私たちの体がストレスや高温にさらされたときに生産される特殊なタンパク質の一種です。
これらのプロテインは、体内で「ストレス応答プロテイン」としても知られており、細胞が熱やその他のストレス条件下で生き残るのを助ける重要な役割を果たします。
具体的には、細胞内でダメージを受けたタンパク質の修復や、新しいタンパク質の正しい折りたたみをサポートすることにより、細胞の健康と生存を守るのです。
例えば、暑い日に長時間外にいると、私たちの体は高温に反応してHSPを増産します。
このプロセスは、細胞を保護し、熱によるダメージから細胞を回復させるのに役立ちます。
このHSPを増やすことで、免疫力を高めたり乳酸の発生を遅らせ疲れにくい体質にすることができます。
精神的な緊張や運動、外的・内的要因などのようなストレスを受けることでHSPは増加します。
その中でも最も効率よく安全なのが熱ストレスです。
インディバの深部加温で生成されたHSPは2日後に最大になるので、大事なレースや試合などの前に施術することで最大限のパフォーマンスを得ることができます。
インディバのメリット・デメリット
メリットはなんとなく知っている方がほとんどですが、デメリットを理解していない人が多いように思います。
デメリットをしっかり理解したうえで施術に臨みましょう。
もっと詳しく知りたい方は、インディバのメリットとデメリットをしっかり理解しよう!を参考にしてください。
インディバを受けられない人
以下に当てはまる人はインディバを受けることはできません。
- ペースメーカー
- 電子インプラント
- 妊婦(3~4ヶ月以上)
- 血栓性静脈炎
- 腹水や肺水腫(特に低血圧の方)
- 色素沈着を起こしているアトピー性皮膚炎
- ステロイドや強抗がん剤を処方されている人
- 痛覚や温度感覚に異常がある人
インディバをおすすめする人
インディバはこんな人におすすめです。
- 運動してもなかなか瘦せない
- 痩せやすい体質を作りたい
- 綺麗になりたい
- 体が冷えると体調を崩しやすい
- ダウンタイムに悩んでいる
- 慢性的な肩凝りや腰痛
- 冷えやむくみ
- 怪我の予防
- 早く怪我を治したい
- 怪我や骨折後のリハビリ
- 競技のパフォーマンスを上げたい
まとめ:美意識高い人もスポーツマンもインディバがおすすめ!
今回はインディバについて詳しく解説しました。
この記事のポイントをまとめます。
- インディバは体を深部から温める高周波温熱機器である
- 体内の温度を上昇させ、免疫力や代謝を促進する
- 疲労回復や自律神経のバランス調整に効果がある
- 内臓脂肪や皮下脂肪の燃焼を助ける
- 慢性的な肩凝りや腰痛の緩和に役立つ
- リフトアップやアンチエイジング効果が期待できる
- 血流改善により冷え性やむくみを軽減する
- 怪我の予防や早期回復をサポートする
- 関節可動域の改善に寄与する
- 美容形成や皮膚科治療にも利用される
- トップアスリートのリハビリやパフォーマンス向上に使われる
- 低体温体質の改善に効果的である
- HSP(ヒートショックプロテイン)を増加させ、細胞修復を促進する
- ペットサロンでも使用され、動物のケアにも効果がある
- 即効性には欠けるが、長期的な体質改善が見込める
施術効果や回復期間は個人差もありますので、ぜひ実際にご体感ください。